ホーニング加工とは? マット加工について
こんにちは。今日はホーニングマット加工について。
ホーニング加工は、日本語でいう梨地加工です。
金属表面にきめ細かいテクスチャをつけるマット加工で、ふんわりと柔らかい表情をみせてくれます。
当店ではセミオーダーのお打ち合わせで下記のようなイメージ画像を送らせていただいています。
セミオーダーサービス開始初期の頃に、上記のイメージ画像をみたお客様が、
「イメージ画像がマットな雰囲気で可愛いのですが、マットにできますか?」
という言葉がきっかけで、初めてホーニングマット加工を施しました。
実はマット加工は趣味の製作で「ヘアライン」か「荒らし加工」をやっていました。
ヘアラインや荒らし加工は、金属表面に無数の線状の傷をつける加工で、アンティークっぽい雰囲気や、ハンドクラフト感が演出されます。
その為なんとなくマット加工っていうと、カジュアルダウンされる印象があってカジュアル目の石に好んで施していました。
お客様のご依頼品はきれいなルースであったこととイメージ画像に近い均一なマットが良いだろうと、マシンで均一にかける、ホーニングを施すことに。
実は多少きれいな雰囲気になるかな?くらいに思っていたのですが、
実物をみて感激しました。
本当に、キレイでふんわりなお仕上がりに。
ホーニングは綺麗なルースに合うんですね。
お客様のルースとオーダーのおかげでホーニングの魅力に気がつきました。
ちなみに、
ヘアライン…ごく細かい線状の傷を無数につける方
荒らし加工…ヘアラインよりも目が荒め
ホーニング…目が細かく均一なもの
(それぞれ方法によって雰囲気は様々です。)
その後も、「ホーニング加工」されたリングを見て沢山の方、「この写真みたいなホーニングで!」とオーダーをくださいます。
ツヤのあるリング落ち着きが欲しい方、綺麗なままの雰囲気でマット加工を取り入れられるホーニングはおすすめです。